真冬のルーフテント[REVO]泊体験レポート

お客様からのご質問の中に「冬は寒くないですか?」というご質問を多くいただきます。
(夏は暑くないですか?というご質問は案外少ないですが、本当はそちらのほうが重要な要素です・・・)

答えは、「寒い」これは当然です・・・
ですが、しっかりした寒さ対策を施せば案外快適に過ごすことができます。
私が真冬にルーフテント泊した際の状況と対策をまとめておきますので、トライされる方はご参考にされてください。

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(この中で人が普通に寝ているとは誰も思わないでしょうね・・・)

この日は、新潟・北陸方面は「大雪警報」発令中で、積雪50~60cmが予想されていました。
泊地は、北陸自動車道上り方面の「刈羽P.A」です。
圧雪された箇所で邪魔にならない場所に駐車し、約8時間後の状態が上記写真です。

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ルーフテントの上に積雪が15cm程積もっていました。
無理に屋根を上げてしまって、電動ロッドのモーターが壊れてしまっては困るので、
反対側から手でサポートしながらリモコンのスイッチを押してまずは20度くらいまで上げて、ハシゴを引っ張り下ろしてから屋根の雪を下ろし、それから全開まで棟上げしました。

風も結構あるので、当然ですが入口の屋根(ひさし)は中に入ったら閉めてしまいます。

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靴を脱いでテント内に入る際も、大きな「ひさし」があるので雪を払ったりとても便利です!
中で快適に過ごすため、カセットガスコンロで暖をとります。この際はルーフテント前後の窓の上部を4~5cm網戸にして必ず換気しながら使用しています。

一酸化炭素中毒が一番怖いので、必ず換気しながら使用することと、寝る際は必ず消火して下さい!(コンロに関しては自己責任で使用してください。)
また、テント自体に引火することの無いよう使用することも当然のことです。


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テントの布きれ一枚の違いですが、テントの外と中ではこれだけ温度差ができますので、中では快適に過ごすことができます。
地酒と地元のスーパーで買った刺身でも肴に、軽く寝酒をあおる瞬間は至福のひとときです。
(当然ですが、翌朝までアルコールが残るほどの深酒はご法度です。あくまでたしなむ程度に!!)

ゆっくり至福の時間を楽しんだあとは、シュラフに潜り込んで就寝です。
私は20年前の「モンベルタフバック#3」という化学繊維のシュラフに、キャプテンスタッグの冬用のやはり化学繊維の安いシュラフをダブルで使っています。
キャプテンスタッグのは封筒型は大きいつくりなので、マミー型のモンベルの寝袋をインしてもサイズ的にはちょうど良いです。
服装は上下ユニクロのヒートテック+フリースといったくらいで、特に着ぶくれしていません。家と同じような格好です。


そのまま耳栓をして熟睡して約8時間、目を覚ましてびっくりしました・・・

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ルーフテントの天井に雪が降り積もってしまい、妊婦さんのおなかみたいにパンパンになってしまっています\(◎o◎)/
よく破けませんでしたね・・・

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あわてて外に這い出てみると、一晩で完全に埋まってしまいました・・・
ルーフテントの上に20~30cm雪が積もってしまっています。
これくらいの降雪が予想されるのならば、夜中に一旦起きて中から屋根を内側からたたいて積雪をリセットしたほうが安心かと思います。
すでに屋根は勾配がついているので、室内で一番高くなっている部分をトントンすれば簡単に落とすことができます。

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たたいて雪を落とせば元通りです。次は内側の結露状況です。

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結露は思ったより少ないですね!中でストーブを炊いたりごはん食べたりしていたので、もっと結露するかと思いました。
これがアウトドア用のテントだったら、内部はもうびっしょりのはずです。やはり、天井の通気性生地(オレンジの部分)と2箇所のベンチレーションが効いていますね。
このような厳冬期でも、指でさわるとうっすら湿っている程度ですので、これなら気になるレベルではありません。

テント生地そのものの防水性も大事ではありますが、この、「結露しにくさ」という要素は、見逃しがちですがとても重要なファクターだと思います。

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積雪はやはり30~40cmくらいでした。そのままいつもと同様にテントを閉じれば終了です。
テント自体とフライシートは撥水性を持っているのでそんなには濡れていません。
あえて乾かす必要もありませんが、天気の良い日に一旦風を1時間でも通せばすっかり乾きます。

雪がさらさらとテント生地をこする音をききながら、独特の静けさの中ルーフテントの中で過ごす時間は最高の一言に尽きます。
色々なシーズン、天候で経験値を積んで、ぜひ雪中泊もトライしていただきたいですね。

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注意事項をまとめますと、
①テントの屋根に積雪がある場合は、除雪してからテントを展開する。
②室内でガスコンロ等を使用する場合は必ず換気しながら使用し、寝る際は必ず消す。
③途中一回は起きてテントの状態、積雪状況をチェックし、屋根の雪を内側からたたいて落とす。
④寝袋や寝具等冬用の装備をしっかり準備し、天候等を見極め決して無理はしない。

以上です。ご質問等ありましたら個別にお問い合わせください。


(下記、ルーフテントREVOにて厳冬期野宿を楽しまれているお客様からの投稿もご参考にされてください!)

(注:テント内での火気使用については、弊社では立場上推奨できません。ご使用に関してはあくまで自己責任にてお願いいたします。もし自己責任においてご使用になる場合は、くれぐれも引火や一酸化炭素中毒にならぬようご注意ください!)

 



Q1:  冬場の結露とルーフテント収納について

*事前の準備として、テントの底面に薄手の断熱マット(2〜3mmの、ホットカーペットの下にしくようなアルミ蒸着マット)を敷いておきます。底面のサイズより大きなものを選びます。そうすることで、壁面に断熱マットが立ち上がるので、結露がマットレスを濡らさなくなります。結露が垂れた場合、断熱マットとテント床面の間が濡れることになりますが、マットレスは無事です。 そして、断熱マットの上に、湿気吸収シートを敷き、マットレスを置き、その上に「化繊(吸水性がない)の敷きパット」を敷きます。基本はこの上で生活です。化繊の敷きパッドは吸水性があまりありませんので、結露が垂れたり、何かこぼしても拭き取りが楽になります。

*冬場はこの上に、やや厚手の化繊毛布を敷きます。これは、マットレスが濡れるのを防ぐためと、就寝時の保温、そして湯たんぽコタツのためです。

 

A) 外気温がマイナス5度を下回る場合は、内部が結露ではなく結氷もしくは霜になりますので、拭き取りができません。したがってそのまま畳みます。

B) 外気温度が5度〜マイナス3度くらいならば、結露しますので、パックタオルなどの吸水性が高いタオルで拭き取ります。ただし、完全に水気を取ることはできません。

C) テント内部が濡れたままたたむと、化繊の毛布にテント内部が触れます。ですが、化繊で吸水性がありませんので、表面が少々しっとりするだけでベシャベシャにはなりません。

D) そのまま帰宅する場合は、帰ってから展開して風を入れて乾かします。毛布は外で乾燥させれば、早く乾きます。移動して宿泊を繰り返す場合は、畳む前に使ったパックタオルは車の中で乾かしておきます。そして、テントに入る前に、毛布表面の湿り気を拭き取ります。就寝時には、寝袋の上にこの毛布をかけて寝れば、体温で翌日の朝までにはほぼ乾いています。

 

ポイントは、冬場は木綿など、濡れやすく乾きにくい素材はできるだけテント内に持ち込まないこと、です。 この冬の7泊8日はこのルーティーンで快適に過ごすことができました。

 

 

Q2:厳冬期はどのようにしてテント内で暖を取っていらっしゃいますか?また、服装や寝袋などの装備はどのような物をお使いですか?


1:  厳冬期の暖房(テント内・メイン)

ルーフテント導入後、いろいろ試してみました。

A) カセットガスの「ファンヒーター」イワタニ My暖

失敗しました。火が露出していないので安全ですが、ガワが大きすぎ。発熱量も強すぎて1分で熱帯に… で、服を脱ぐ、寒くなる、点ける、熱帯になる、汗をかく、服を脱ぐの無限ループ…

B) カセットガスのストーブ イワタニ

あまり使っていません。ガワがやはり大きいのと、発熱量も大きすぎます。厳冬期のみ(屋外マイナス20度程度)ならありだと思います。

C) カセットガスコンロ

これに落ち着きました。A/Bと異なるのは、弱火が使えること。煮炊きができることです。 テント内で安定をよくするために、キャンプテーブルの脚をたたんでじか置きし、その上で煮炊きを兼ねて使用することで暖を取っています。テントを展開して最初にお湯を沸かします。(鍋の蓋をしておかないと、結露がえらいことになります。冬のテント内の煮炊きは、蓋の使用が絶対に必要です)。 この湯沸かしでテント内を暖房します。お湯は湯たんぽに入れて、その上に毛布をかけて湯たんぽコタツとします。くつろいで寒くなってきたら、またお湯を沸かして、それはポットに入れておけば便利です。

*欠点は、 A) B)は、緊急時に揺すれば消火するのに、ガスコンロは火が消えないこと。転倒や可燃物の落下は厳重注意です。

*暖をとるには、テント内で鍋物がイチバン!なのですが、やはり結露が悩みどころです。結露を防ぐには、湿度を上げないことが最も重要です。つまり、発熱量をコントロールできることが大事。

*結露しにくい暖房として、ポータブル電源(バッテリー)+電気敷毛布が良いと思います。が、連泊する場合は、どうやって充電するかが鍵になります。ソーラーパネルも走行充電(車で充電)も、中途半端です。3泊以上になりますと、運用が難しいでしょうね。

 

2:  厳冬期の暖房(テント内・サブ)

A) 湯たんぽコタツ 上記1 C)参照

B) ハクキンカイロ 冬山では最強です。一般人なら「ミニ」で十分です。マイナス20度くらいでは、使い捨て懐炉は無力ですが、ハクキンカイロなら普通に発熱します。カイロの燃料「ベンジン」はホワイトガソリンやライターオイルとして使えます。

*冬山テントや雪洞ですと、ローソク、ガスランタンなども暖房になります。しかし、一酸化炭素中毒や火傷のリスクがありますので使用はできないと思った方が良いでしょう。

 

3:  厳冬期の装備(服装・寝袋・寝具)

A) 服装は化繊が基本です。濡れにくい、濡れてもすぐに乾くのがメリットです。ダウンジャケットの場合は、表面が防水生地であることが重要です。防水ならば、トイレなどで外に出るとき、雪などで濡れません。 モンベルなどの、化繊中綿ジャケットが優秀。暖かすぎるジャケットはかえって使いにくいものです。薄手のジャケットの上に、中厚手でフード付きのパーカーを重ね着して調節しています。ズボンはジーンズは適していません。濡れにくい化繊でストレッチの効いたパンツをユニクロなどで選べば良いでしょう。ただ、テント内では下半身は毛布か寝袋の中なので、上半身に比べるとそこまで保温性は求めなくても大丈夫です。靴下は羊毛混か化繊の中厚手が良いでしょう。

B) 寝袋は対応温度帯があっていることが大前提。冬期は濡れがいちばんのリスクですので、表面に防水生地が使われているものが良いです。私は、厳冬期はアメリカ REI.com の寝袋を使っています。高品質のダウンが 3kg封入され、表面はゴアテックス。マイナス36度まで対応。ちなみに、マイナス10度くらいですと、ジッパーを全部しめると暑くて寝られません(笑)。秋・春は、ナンガのオーロラテックスという防水生地を表面に使ったダウンの寝袋です。 尚、表面が防水生地でない寝袋の場合は、毛布を上に掛けて寝れば問題ありません。

C) 寝具 として、ホームセンターで見かける、吸湿発熱素材のものを使っています。敷きパッド、掛け毛布など、値段の割に高機能ですし、セミダブルサイズがレボにぴったりなので無駄がありません。

雪山宴会部部長 提供